ポンヌフの恋人の作品情報・感想・評価

「ポンヌフの恋人」に投稿された感想・評価

前情報なしに、題名からロマンティックなラブストーリーを想像していた・・・
終始暗い雰囲気や破滅的な愛など、自分の苦手とする要素が多く、観ていて苦しくなる場面が非常に多かった。
映画としては良作なのだろうが、これは完全に個人的な好みの話になり、自分としては全くハマらなかった。
アレックス3部作を今後どうしようか考えてしまう。
ちまゆ

ちまゆの感想・評価

4.5
これこそ愛、という感じ。
傷つけあう恋愛はしたくないけど、この映画は傷つけあう様が美しい。

花火のダンスシーン、
Marina

Marinaの感想・評価

4.0
どうしたらこんな表現が出来るのか一回映画の製作に携わる全員の頭を覗いてみたい
しゅん

しゅんの感想・評価

5.0
人生で感動した映画はたくさんあるけど、ここまで心動かされたことはいまだかつてない。

ポンヌフ橋を舞台にホームレスの少年と失明の危機にさらされている少女の愛を描くどストレートな純愛物語。

躍動感の内にも心の機微が感じられる実に幅の広い映画である。花火のシーンは本当に本当に素晴らしい。

あまり認知されていないことがとても悲しい。タイタニックの船の上での有名なシーンもこの映画の影響を受けていると言われているくらいなのに、、、


ラストも100点です。

「まどろめパリよ」

かっこよすぎる!!!
ゆー

ゆーの感想・評価

5.0
"それが今晩"

それはそれは幸せでしょう。

ファンタジー映画です。
「汚れた血」の方が良くできていると思うし、あちらも大好きだけど
ラストシーンの残酷になりきれなさ、がカラックスの青臭さそのままに感じて一番好きだ。
aoi

aoiの感想・評価

4.4
オープニングからどストライクだった…

唐突なおじさんのお尻やとても清潔とは言えないホームレスの生活環境、一見美しくないものが映る一方で、水面に反射するパリの灯りや炎に照らされた肌にはうっとりするほどの美しさが映える。
花火をバックに、横スクロールでポンヌフ橋の上で踊り狂うシーンは圧倒的な美しさ。ああ語彙力が足りない…

レオス・カラックスの作品は「ホーリー・モーターズ」のワケワカメっぷりが印象深く、恐る恐るの鑑賞だったけど、映像もストーリーもとても繊細で美しい。
恋愛モノはあまり得意じゃないのだけど、終盤、地下鉄のポスターが並ぶシーンではさすがに胸が潰れそうになった。
自分に都合の悪いことをひた隠しにするのはどう見てもエゴでしかないけど、恋愛は尊重や思いやりだけで成立するほど綺麗なもんじゃないよね。
自分の事ですら思い通りにいかないのに、相手にまで思い通りであってほしいと願ってしまうエゴともどかしさ。
景色も心も醜いものと表裏一体で、表層的な美しさだけを描いたものじゃないから、こうも惹かれてしまうんだろうな。

ミシェルの目からの魚の眼、火吹きからの飛行機雲、切り替えのセンスはとっても好きです。

# 143/2018
【ホームレス】


失恋でまいっちんぐな、
ホームレス女画学生ミシェル。
(演:ジュリエット・ビノシュ)


ナチュラル・ボーン・家なき子である、
リザードンakaアレックス。
(演:ドニ・ラヴァン)


2人は出会い、
愛は暴走の一途を辿る。



【ドニ・ラヴァン】


ビリー・ボブ・ソーントンと
イーサン・ホークを、
足して2で割ったような風貌ですね。


髭剃りを頰に擦り付けているシーン
がありましたけど、
剃り負けしないか心配になります。


リストカットを
男性の手入れ用品で表現しているような、
そんな自傷描写でした。


【レオス・カラックス】


暴力を振るわれる時は
いつも予兆なんかなくて、
大抵視界の外から襲ってきます。


ミシェルが手に持つ酒瓶を
手でなぎ払うオッサンのシーンは、
暴力の予測不可能さがよく表れています。


予測不可能な撮影技法を駆使する
監督だと思いました。


【夢の中へ】


夢で見たような気分になります。


頭の中で思いついたことを、
そのまま映像で表現したような作品です。


『ザ・マスター』
を鑑賞した時のような、
そんな不思議な心地を味わいました。


しかし、
本作と『ザ・マスター』の違いは、
最後の決断にあると思います。


【終わりの終わり】


この映画には、
まだまだ続きがあるような気がしてなりません。


本当の終わりまで描いていない、
そんな気がするのです。


その真の結末は、
他の作品へ託すことにします。
雪ん子

雪ん子の感想・評価

1.5
作品自体は嫌いじゃないけど、
ジュリエット・ビノシュがちょっと苦手。
『夢に現れた人に 翌朝必ず電話をするとしたら
人生は単純になるわ』

そうね。でも、そう単純にいかないのが恋愛よね。

美しい愛なんて、なまじ無いのかも知れない

改修工事で閉鎖中のポンヌフ橋

そこをねぐらにする眠れない男アレックス(カラックスの寵児ドニ・ラヴァン)が、失明の危機にある画家のミシェルに恋をする。

その恋は、激烈な愛情ゆえに支配的で刹那な側面を持つ。

フランスのお国柄か、酸いも甘いも舐めた恋愛観に、居たたまれない気持ちになる

そして彼女、ミシェルの気持ちが推測しかねて傷つく自分が居る

都会の中で味わう孤独たちがポンヌフ橋で昇華する

その橋でふたりが観た花火

その橋でともに舞ったダンス

そして雪の降るクリスマスの再会

なんとも劇的で狂おしく脳裏に焼き付く

観終わった時には、美しく記憶されている

不思議ね。あんなにもドロドロだったのに…
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