もち麦

ポンヌフの恋人のもち麦のレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
3.8
孤独な青年と家出したお嬢様のラブストーリー、だけでは片付けられない話だった。
なんだろう、「私から離れないで」と言ったのに自ら離れていく女、彼女を自分の元に引き止めるためには彼女が失明しても他人に暴力を振るっても構わない男。裏切りとか、嘘とかじゃなくて、2人とも自分の感情のままに動く。レオス・カラックス監督の人間の描き方に驚かされたなぁ~。

パリの街の様子は決して綺麗とは言えなかったけれど、他にはない魅力に溢れてる。次々と打ち上がる花火をバックにしてめちゃめちゃに踊る2人のダンスは印象的だった。
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