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僕だけがいない街のhrnのレビュー・感想・評価

僕だけがいない街(2016年製作の映画)
3.5
事件や事故の前に時間を戻す《リバイバル》という能力を持つ藤沼悟は漫画家志望であり、ピザ屋の配達員をしている。ある日、自宅に泊まりに来ていた母が何者かに刺殺され、それを阻止する為にまたも《リバイバル》することにーーーーー。


原作は未読、アニメも観観です。

6本観ると1本無料!のイオンシネマのスタンプカードの期限が3月末まで、という事もあり時間帯が合う今作を観てきました。


レビューを読むと「バタフライ・エフェクト」に似ているという事でしたが、私には正直〝僕街〟の方が合ってました。と言うより「バタフライ・エフェクト」が難しくて理解できなかっただけなのかもしれませんが…。

話の内容だけで言えば「ミッション・8ミニッツ」にも似ているように思えました。


子役の鈴木莉央ちゃんの光を写さないような瞳が凄く印象的です。本当に虐待を受けている子のようで、悟の家庭で朝食を見た時のあの表情とか、胸がグッと掴まれるようでした。


ストーリーは至ってシンプルで、母親を刺殺した犯人を突き止めるべく、10歳の当時に話題になっていた〝幼女連続誘拐殺人〟の犯人を炙り出していく訳ですが、ここは残念。犯人の見当が中盤にはついてしまいます。

もっと焦らして欲しい気もしますが、その単純さが逆に分かりやすくて良いんだと思います。


最近は専ら邦画の出来が良いような気がします。同時期に上映されている「ちはやふる」もなかなかの評判ですし、私には珍しく邦画ブームがやってきそうです。
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