ぬっこ

無伴奏のぬっこのネタバレレビュー・内容・結末

無伴奏(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

あの時代に、愛をもってもがきながら革命を起こそうとしていた人物のお話だったと感じる。

渉の寂しさ、祐之介の不自由さ、溌剌として見えるエマの薄暗さ、狭い世界で起こった全てを背負う響子全員に共感が出来るところがあり、また歯がゆく思うところもあった。

終始暗い映像と各人の心情に寄り添うような煙草の煙が印象に残っているが、ラストの竹やぶのシーンで今までの翳りが嘘だったかのように光が差し込んでいたのが、祐之介と渉の愛を物語っていたんじゃないかと感じた。
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