もうなんだか
見ながらいろんな事を考えてしまう作品。
実際、こんな風に国内に逃げ場が
無くなるような事は起こらない…
なんて誰にも言い切れない現代では
妙に胸に迫って来るものがあった。
人間と非人間が共存する事…
人間相手だと
自分の都合で振り回せない
当然、相手にも都合があって
合わせるのがめんどくさい…
そんな時にジェミノイド笑
でも、不思議と今作を見ている間
たった2時間弱で、いいな
うちにもいて欲しいなと
思ってしまう。
だけど、こっちから話し掛けないと
向こうから話しかけてくる事はほぼ無いし
感情論では「分かりません」を連発。
そう考えると人間関係めんどくさいなと
思うことがあったとしても
ジェミノイドでは物足りなくなるのかも。
さて。
話は映画に戻って。
⚠️内容に触れます
映像全体に流れる空気のせいか
狂気じみた人々や殺伐とした風景、
無表情気味のジェミノイドが
さらに無機質感を追加してくる。
今まで当たり前に生きてきた場所が
こうなると思うと本当に恐怖。
死後、分かりやすく朽ち果てる人間と
一見変わらないようでいても
人間の手が入らないと
また同じく朽ち果てていくジェミノイド。
感情なんて無いのだろうと思いきや
わざわざ危険を犯してまで
自分の意思で竹林を見に行く姿に
ちょっと感動…と思いきや
まさかの匍匐前進が怖すぎた笑