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ビヘイビアのsのレビュー・感想・評価

ビヘイビア(2014年製作の映画)
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彼らの生活をそのまま切り取ったような映像をみて「キューバらしい色彩感がいいな。美しい」などと表面的な事がつい口をついて出てしまうのだが、実際の彼らの生活は大変荒んでいて、それを目の当たりにするにつけ今度は閉口してしまう。母親が体を売って酒や薬に溺れ電気代も払えないとか、その補塡のために子どもが闘犬(こんな野蛮な文化がまだ廃れていないというOMG)とか動物使って稼ぐとか、友だちの父親は刑務所に入ってるとか、好きな女の子の家は父子家庭で不法就労のために住居の確保も通学もままならない等々、見ていて胸が痛んだ。そんな生活の中でも手を差し伸べてくれる先生だったり、恋だったり、サッカーだったり、フラメンコだったり、いくらかの救いはある。でも映画だからとファンタジーにしていない。…周りはみなさん泣いていた。

彼等の基本的生活レベルの向上と幸せを願うばかり。ドキュメンタリー観ての感想になってしまうな。
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