Kenta

お!バカんす家族のKentaのレビュー・感想・評価

お!バカんす家族(2015年製作の映画)
2.8
家族想いすぎる父親だが、それが空回りしまくるコメディ作品。
家族のマンネリを解消しようとバカンスに出かけるが、なにからなにまで計画通りにはいかず…!?『ホリデーロード4000キロ』での目的地だったワリーワールドを目指して旅をする…!!

他の航空会社によって淘汰されそうな小さい航空会社"エコノエアー"。そして、そこのパイロットであるラスティ。そんな彼のいいところは家族想いなところだった。
しかし、家庭の状況は決していいとは言えない。二人の息子がいるが、仲は悪く、弟が兄をいじめてるという珍しい関係。妻は、ラスティの毎年恒例の丸太小屋旅行にウンザリしており、関係も芳しくなかった。
それを見兼ねたラスティは、家族の仲再建のため、幼い頃の思い出の地"ワリーワールド"にバカンスに出かけることを持ちかける。そして、使い勝手の悪すぎるレンタカーとともに、長い長い"ワリーワールド"への旅が始まるのだったが…。

ホッと家族愛を感じるコメディ。
こんなにもくだらないコメディ作品を久しぶりに観た。なにからなにまで段取りの悪いラスティに、家族と同じくイライラしながらも観ていたが、結果としてはいい話だった。結局、家族が好きで好きでこうなったなら素敵なお話。ただ、洋画コメディならではの下ネタが多すぎる問題…。家族愛映画だけど、家族で観るには抵抗がある。

突然現れる意外な出演者。
クリス・ヘムズワースの登場は知っていたが、まさかのノーマン・リーダス(笑) 彼といえばダリル、ダリルといえばバイクってイメージだけど、今作では無名のトラック運転手。とてもいい人なのに、ラスティ家一同はひどい妄想を…。可哀想(笑) クリス・ヘムズワースもまぁすごい役だった。

観賞後に知ったシリーズもの。
全く知らなかったのだが、今作は一応シリーズの5作目らしい…。『バケーション』シリーズというらしいが、初めてお目にかかった。今作も、シリーズ1作目の『ホリデーロード4000キロ』の主役の息子が大人になったものになっているらしく、それを知っていればそこそこ楽しめたのかもしれない。
Kenta

Kenta