歯

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐの歯のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

音楽や映像、時々出てくる小説の一節が美しかった。特にふたりがビルの屋上から街をみているシーンは綺麗だった。

トムが1人で作品を書けると証明し自立することでパーキンズのもとを去るのではなく、死という形で永遠に会えなくなってしまったのが、とても悲しかった。

好きな場面はパーキンズが、トムは脳腫瘍であると電話で伝えている、「"無数"には複数形があるんだ」と話したシーン。
脳腫瘍はmillions無数にあり、トムはmillionめったに現れない人であると話しているシーンが印象的だった。


トマスウルフの作品気になったから、読んでみたいと思った。
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