このレビューはネタバレを含みます
音楽や映像、時々出てくる小説の一節が美しかった。特にふたりがビルの屋上から街をみているシーンは綺麗だった。
トムが1人で作品を書けると証明し自立することでパーキンズのもとを去るのではなく、死という形で永遠に会えなくなってしまったのが、とても悲しかった。
好きな場面はパーキンズが、トムは脳腫瘍であると電話で伝えている、「"無数"には複数形があるんだ」と話したシーン。
脳腫瘍はmillions無数にあり、トムはmillionめったに現れない人であると話しているシーンが印象的だった。
トマスウルフの作品気になったから、読んでみたいと思った。