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ドント・ブリーズのSTKNのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この映画を観ながら”来来キョンシーズ”を思い出していたのは俺だけじゃないはず。キョンシーも目が見えないんだけど嗅覚が凄くて人の息を敏感に感じ取って攻撃してくるのでトンボやテンテンなんかは必死に息をとめるんだけど目の前までバンボロキョンシーが顔を近づけてくるっつーシーンを思い出しました。当時子供だった私は必死に息を止める練習をした、そんな思い出。

ホラーものスリラーものお約束な逃げれそう!捕まる!のテンポがよかった。ロッキーの幼少期虐待経験を生かした?車中での犬閉じ込め作戦もいい感じの振り。タバコの臭いで場所とかバレちゃうんだろうなと思わせぶりなシーンもありながら靴の臭いかいっ!とツッコんでしまう所も。盲目だけど聴覚や嗅覚が鋭いキャラクターって弱点は音や雨だったりするのでラストは雨降ってきたりするのかなと勘繰ったり。
この変態デアデビル爺さんはもっと強くてもよかったかなと思います。銃でサクッと始末しちゃうんじゃなくてもってエグいやり方ならそりゃもうもっと必死に息潜めますよ。

主人公達の動機にも繋がってはいるけど本編より気になったのはデトロイトの荒廃っぷり。ディストピア演出。現実もあんな感じなんだろうなと。ロッキーのカーちゃん下衆すぎー。デトロイトほどじゃないにしろ寂しくなっちゃってるアメリカの地域ってもっとあるだろうし、この映画観て「アタシもロッキーみたいに脱出しなきゃ」とか思っちゃうアメリカの地方の子とかもいるんだろうなと。
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