このレビューはネタバレを含みます
行き交う通行人の無関心さや、関係機関の認識の甘さに終始苛立っているカーラ。
しかし、カーラが、当て逃げや轢き逃げ、横転事故に巻き込んだ人々もまた、別の誰かにとっては、カーラにおけるフランキーのように大事な存在。
結局は「他人は他人」ということ。
最終的には誘拐犯グループの1人が検挙され、勇敢な母親としてスポットライトを浴びたカーラだが、日中に起こした事件の数々は不問になるのだろうか。
誘拐犯グループが執拗な追跡に対抗してまでフランキーに拘る理由も分からなかったし、感想としては、壮大な鬼ごっこをみた、それだけになってしまった。