いいさん

永い言い訳のいいさんのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
1.0
西川美和は好きな監督で 「夢売る二人」以外の作品は全て観ているが、本作品は見事に失敗作である。
もちろん、今の日本映画界に於いて 全てオリジナル脚本を貫く監督は 稀有である。

決定的な失敗の理由は、リアル感がゼロで 普遍性も共感も無いこと。
妻(深津絵里)の事故死の最中に、黒木華とSexしていたという最低男(主役)に、何故 本木雅弘をキャスティングしたのか? まず イケメン過ぎるし 竹原ピストルの子供を前に、おたおたする本木雅弘の不自然な演技を長々と見せられ もう笑うしかない(失笑)。
育児中におしゃれなマフラーするか?

竹原ピストルと子供の前で、いくら酒の席とは言え、あそこまで自分の不貞をさらけ出すのもあり得ない。

タイトルの「永い言い訳」も
確かに確かに本木雅弘の子供たちとのシーンとか永すぎるし、それをみせられる
観客にとっても、もうブラックユーモアとしか言えない。
黒木華とのsexシーンも 不自然しかない。
唯一、深津絵里だけは出演が短めだっただけに良かった。
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