最後にプレゼントされた大宮一家と過ごす亡き妻の楽しそうな写真。
それは自分だけが写っていない(そこにいない)写真。
今の幸夫ならきっといい笑顔で一緒に写っていたのだろうけど、時は戻せないし亡き妻も…
切ない。
でもこう言うことって人生で起きてもおかしくないよね。
今までは何の罪意識もなかったものが人の死によって初めて、罪意識が芽生えて罪悪感に溺れる的な。。
残酷だけど、それでも生きていく主人公…
「蛇いちご」「夢売るふたり」でドラマの構築力が並外れた才能を有する西川美和監督の作品を、久々観たが中々の力作だったが、斜に構えた生き様を自嘲する人気作家津村啓本木雅弘が、編集員岸本池松壮亮が指摘した…
>>続きを読む最初のシーンが全てだった。
幸夫の台詞が全て他者にかけているようで、全て自分にブーメランとして刺さっているように思えた。
投げやりになるわけでもなく、自己完結の気持ちの悪い美化にするわけでもなく、…
【長いじゃなくて永い】
失意の男二人がもがく。一方は著名人だが自分勝手で同情の余地のないハンサム。もう一方は直情的で無骨。
引っかかりというか仕掛けのあるシーンが断続し、物語を補うことにより、台…
(C)2016「永い言い訳」製作委員会