永い言い訳の作品情報・感想・評価・動画配信

永い言い訳2016年製作の映画)

上映日:2016年10月14日

製作国:

上映時間:124分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「永い言い訳」に投稿された感想・評価

ひねくれた幸夫を静かに見守り続けた2時間でした、キッズたち2人の演技もすごかったけど、竹原さんにはやられたわ…… 彼、すごかったです

夏子と幸夫の会話から始まるこの映画、もう最初から呆れるほど幸夫がひねくれています、どうしたの、マジで??というくらいネガティブ & かまってくれないと泣き喚くぞ感満載で、これで高校生くらいまでなら可愛いですが、もうおっさんです、勘弁してくれよ…… ってなります… でもそれからの彼がどうしていくのかが、言わずもがなこの映画最大の見どころでした

「妻が死んだのにこれっぽっちも泣けない」彼は、最初、自分が「泣かなかった」という事実からも目を背けていたんですよね、なにもなかったような振る舞いをしていました、それから意識して「自分が泣かなかった」という事実を受け入れて、陽一パパ一家との交流で、妻の死に向き合って、気付いていく… この過程、とても大事だと思いました

最初は事実さえ無視してなかったこととする段階があって、そして事実が事実であることを認め、受け入れる過程を経てから、それからの初めてそのものごとに向き合おうとする姿勢をつくれる いつまでも頭の隅に追いやっていたいことも、わたしもいつかこのように向き合わなくてはいけないんだ、と思う

伝えたいことがまだ伝えられる、今すぐにでも感謝をして、愛していると言うことができる、その素晴らしさを胸いっぱいに感じました
moviekant

moviekantの感想・評価

3.0
「自分を愛してくれる人を簡単に手放してはいけない。」すごい重要な言葉で、頭では分かってるのに、自分を大切にしてくれる人を大切にできてない自分に嫌気がさした。後悔してからでは、遅いと思うので、重く受け止めたいと思えた映画でした。
ぽんた

ぽんたの感想・評価

4.2
演じるべき感情を押し付けられたり 虚像の自分が誰かに影響を与えてしまったり 単純に泣きたいときに泣けなかったり 自分が泣きたいのか分からなかったり 汚い感情ほど出口が無かったり そういうことがすっごく苦しくなる、けどこんがらがってても愛ってちゃんとあるんだなとか思ったり

西川監督、邦画界を代表する映画監督やなって思います
本当の愛に徐々に気付いていく幸夫を観てこっちまで幸せになった。
妻が死ななかったらこの幸せに永遠に気付けなかったと思うとゾッとする。
「自分を愛してくれる人を簡単に手放しちゃいけない」に共感した。
失って後悔しないとこんな言葉は出てこない。
池松壮亮渋い。
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う。を感じさせるストーリー。

スーツ姿でタバコを吸う池松くんが見られます🤤
すごく余韻のある映画
うまく言語化出来ない。
心の「深い」ところに響いて、胸が痛くなるような、でも温かくなって、苦しくなるような…とにかく「こうだ」なんて一言じゃ言えない、余韻のある映画だった。

細かいところが堪らない。
革靴にスーツで通っていた幸生の服装の移り変わり、慣れない洗濯をしているとき、服からはみ出るお腹、髭や髪型といったシンペイの「あっという間に」成長してしまう様子、去年と同じ季節、場所なのに去年の夏はもう2度とこない
そういう細かい、セリフでは語られないところが愛おしくて堪らくなった。
日常の尊さや愛おしさ。

これっぽちも愛してない
なんてことはなかったよ
しっかり愛されてたよ
t

tの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

奥さんを亡くしてから泣いていない作家

同じく奥さんをなくした子どもの面倒を見ることで辛い現実から「逃避」していた。つまり現実から目を背ける「言い訳」を作っていた。

池松壮亮の「子育てって免罪符じゃないですか。全部帳消しにしてくれますもん。自分が最低なバカでクズだってことも全部忘れて。」
今のままじゃ先生、絶対苦しいですよ。

その「逃避」の中で、母親をなくした家族と触れ合い、幸夫は幸夫なりに傷を癒しながら、カラッポな自分ではなく、他者との関わりに人生の意味を見出し始める。

あの子たちがいるから生きていける、そう感じている、同じく奥さんを亡くした陽一くん。
「強い人はちゃんと逃げずに悲しんでちゃんと泣くの」と言った後、「平気じゃなくても泣けないこともある」と言った陽一くんの子どものしんちゃん。(この言葉のお陰で泣けない自分を少し肯定することができたのではないか)

少し上向きになっていた時に
妻の携帯電話の下書きに見つけてしまった

“もう愛してない
ひとかけらも”

幸夫はこれは奥さんの”奈津子が幸夫のことを“だと思っているが、
私はこれの主語は”幸夫くん“だったのではと思う。
浮気をされていることを知りながら、「後片付けまで宜しくね」と言って旅行に出たなっちゃんも、愛されていないことが悲しくて、この関係を終わりにしたかったのかもしれない。

シャボン玉、花火、蝉
この携帯の下書きを見た後に映し出されたものたちだが、
これらに共通する“儚さ”は、作品名の“永い”とは真反対の言葉である。
一瞬にして崩れ去り、変わってしまう関係。関係性なんて変わるじゃん。昨日と今日じゃ全然違うじゃない。
頼むから自分の幸せの尺度だけでものを言わないでよ。
僕の子どもなんて欲しくないですよあの人は。と言い切る旦那
これこそ、
自分はカラッポな人間だ、自己肯定感が低い、温度のない本しか書くことが出来ない自分への言い訳だと思う。

大切なものを大切にできない
諦めている自分に対する言い訳。

でも、お父さん(陽一くん)に酷いことを言ってしまって傷ついてる慎平くんに、

・人間の心だからさ強いけど弱いんだよ
ポキッと折れる時もあるんだよ君らのこと抱きしめても足りないくらい大事でも

・生きてりゃ色々思うよみんな、
でもね、自分を大事に思ってくれる人を簡単に手放しちゃいけない。見くびったり貶めちゃいけない。
僕みたいに、愛していいはずの人が誰もいない人生になる。

・簡単に離れるわけないと思ってても、離れるのは一瞬だ。だから、ちゃんと大事に、握ってて。君らは、絶対に。

と伝えることができた。それは自分を振り返り、慎平くんだけでなく、自分にもまっすぐ返ってくる言葉だったと思う。

想うことの出来る存在がいること。それが人生を意味のあるものにする。つまり、
”人生は他者だ。“
奥さんを亡くしてやっと涙を流した時に辿り着いた答え。
これは全てを諦める理由にしてい自分への“言い訳”を終わらせる答えになったのではないか。
だから、それを本に書き起こし、妻と共に過ごした20年間を本という形で永遠に続く“永い言い訳”として残したのだと思った。
とうふ

とうふの感想・評価

1.5
難しい〜めちゃめちゃ重かった…感情移入できなかったから全く理解できなかった…
nstem24

nstem24の感想・評価

3.7
まずは自分の人生を愛していたいよね。
人生は他者。
またいつか、大切な人ができた時に見直したい。
未来を考えながら生きるのって難しい
あかり役がテセウスのすず役の子だった〜かわい〜声が力強くていい
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