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永い言い訳のUKのレビュー・感想・評価

永い言い訳(2016年製作の映画)
4.3
人生は他者だ。

妻を亡くしたけれど、涙が出なかった。妻を愛していなかった。

涙が出る、出ないで人の人間性は測れないけれど、涙を流す人は弱い人ではなくて、現実を受け止めることができる人。

幸夫が、他人の子どもと触れ合ってどんどん変わっていったのが目に見えて分かる。生き生きとしていた。

幸夫と奥さんの間にもし子どもがいたんなら、もう少し変わったのかもしれないな。

愛する人がいるのといないのとじゃ、全然違う。

自分の人生は、自分で作るものだけれど、自分一人じゃ作れない。
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