アンタレス

バーニング・オーシャンのアンタレスのレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.3
2010年の、メキシコ湾原油流出事故をモチーフにしている。
メキシコ湾沖の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」にて、逆流した天然ガスの引火による爆発が起きる。施設内には126人の人員が閉じ込められている。保身や利益を優先する幹部達とは逆に、作業員達は被害を食い止め施設からの脱出を図る。

中盤までは、現場責任者と管理会社幹部の対立が主な展開である。明らかに非常事態を迎えているにも関わらず工期の遅れを理由に掘削を進めさせる幹部が、明確な悪として描かれる。
中盤、実際に事故が起きてからは現場作業員の奮闘が見所。
私は中盤までの展開が素晴らしいと思ったが、事故が起きて以降が物足りなかった。迫力は充分過ぎるほどあるのだが。迫力に見合うだけの魅せ場が無いように感じた。
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