イチロー51

後妻業の女のイチロー51のレビュー・感想・評価

後妻業の女(2016年製作の映画)
2.8
黒川博行のベストセラー小説を基に、独り身の高齢男性の後妻に収まりその資産を狙う女を中心に、欲に取りつかれた人々が織り成す群像劇。
現代社会に潜む危うさを、ユーモアを交えて描写する。
ヒロインに大竹しのぶ、彼女と組んで孤独な老人を食い物にしていく結婚相談所所長に豊川悦司。
共演に永瀬正敏、尾野真千子、笑福亭鶴瓶ら実力派キャストが脇を固める。

映画に夢とかロマンとか品格を求める方は、絶対見ない方が良い作品です。そのようなものは微塵もありません。
本作の内容は、後妻業と言うと職業に聞こえるが、殺人業です。
劇中では実際に人を殺しをしてますからね。映画としては、犯罪すれすれの所を巧みに切り抜けて、観ているこちらが、゛なるほど!¨ と思わせるような脚本にして貰いたかった。

それはそうと、笑えない事件がある。
後妻業を本当にやっていたオバハン、いやオバーサンが居るのをご存知だろうか・・・?
青酸化合物連続殺人事件の筧千佐子!
このオバーサンの周りでは、8人の男が死んでいる。
犯罪に対して良心の呵責がなく、複数の犯罪を同時進行した事により、仕事として犯罪を繰り返していた。
つまり、後妻業を地で行ったサイコパスなのです!