現実を支えているのがメタの世界って発想は凄く面白い。
具体的にはここではメタの中で賞金を稼ぐことが、現実の生活に大きな影響を与えている。
なんだか私たちの今の世界も似ていて、会社での仕事の時間と、家での私生活を送る時間が重なり合って人は生きることができているような感じで、どちらかを優先することでもないと製作側は伝えたかったのだろうか。
この世界の多層性について考えさせられる映画であり、今後多次元的な世界をどのように人々の生活に溶けませていけば良いのかといったことについて、ひとつの目安になる可能性がある作品だとも感じた。