ビジュアルだけでなく
音楽や美術の小物
台詞のはしばしにまで
ありとあらゆるポップカルチャーアイコンが
イースターエッグさながらに
いたる所に散りばめられていて
ひょっこりはんと顔を覗かせる。
ビリー・アイドルやら
市民ケーンやら枚挙に暇がない。
なんでデロリアンなのか?
デロリアンがどうするのか?
いちいち気が利いていてニヤリとしちゃいました。
地獄でなぜ悪い以来で久々に血の海を見ましたけど
映画内に箱庭のように映画が存在する
あの表現は素晴らしかった。
そしてそれらのコンテクストを縦横無尽に
華麗に横断して魅せる。
70過ぎの爺さんがよくこんな映画つくったなって驚くけど
ベテランだからこそこんなに圧倒的な情報量を
纏め上げられたのかもしれません。
そして(マザーシップこそ出てこなかったけど)
マザーシップに乗りたい気持ちを
今でも持ち続けているからこそ
こんな若い感性の映画が撮れるんだろうなって
感心しっぱなしの作品でした。
試写会@ワーナー・ブラザース映画内幸町試写室
品川オープンシアター-191105