今がデジタルな社会だからか、登場人物の年齢が近いからか、SFなのにわりと共感できたし学ぶことも多かったのかと思う。
"たまには後ろに進んでもいいじゃないか、それも全速力で"
"現実は恐ろしくて苦痛に満ちているけど、うまい飯を食べられる唯一の場所なんだ。なぜなら、現実だけがリアルだから"
前にしか進ませてくれない世の中に嫌気がさして仮想世界に入り込む。だからといって100%仮想世界で生きていくことはできない。
現実では仮想世界のように全速力で後ろに進むことはできないけど、ちょっと立ち止まることはできるんじゃないか、してもいいんじゃないか、そんなことを感じさせてくれる映画。