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ザ・ギフトのRmのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ギフト(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

カリフォルニアに引っ越して新生活を始めた夫婦に、偶然再会した夫の元同級生につきまとわれ、徐々に疑惑に追い詰められていく話。

まず監督脚本そしてゴードン役を務めたジョエル・エドガートンが天才。予想を裏切るストーリー、緊張感を煽る演出、そしてラストの復讐の内容までが完璧だった。彼の不気味ながらも深い悲しみを抱えているような演技も素晴らしかった。最後、結局誰の赤ちゃんなのか曖昧なまま終わるのが微妙みたいな意見があるみたいだが、あれは「疑惑」に留めておくことに意味がある。自分の子供なのかどうかわからないまま育てなきゃいけない。かといって失いかけてる妻にDNA鑑定の話など到底持ちかけられない。サイモンの噂により生まれた「疑惑」により人生をめちゃくちゃにされたゴードンは「疑惑」による復讐を果たした。(個人的にサイモンの子だと思っている)

少し気になるのは、犬がいなくなったのとコイが死んだのも犯人はゴードンだったのだろうか。もしそうだとしたらそこだけ彼の目的とズレている気がする。ただそれも疑心暗鬼にさせるためにやってたのかもしれない。
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