グレタ・ガーウィグにノア・バームバックですから、単なる直球なお人形映画ではないことは察しておりましたが、さすがとしか言いようがありませんねー。
ザックリて観てると、単にフェミニズムの映画にしか見えませんが、なかなか奥が深いです。
人形の世界と人間の世界を交差させ、ごちゃごちゃに混ぜた上で、人間でいることって悪くないでしょ、そんな捨てたもんじゃないんだよ、と見せる。わたしはそう捉えました。
人間を優しい目で見つめた、とてもあたたかい映画でした。
【追記】
2023/8/12 TOHOシネマズ日比谷にて2回目の鑑賞。
外国人女性が沢山観に来ていて驚いた!そしてみんな楽しそうにケタケタ笑っていて、ああ字幕で観るのと生の英語を聞いて観るのとでは、こんなに温度差があるのか、と愕然としてしまいました。
ただ彼女たちの笑い声に乗っかって、わたしもケタケタ笑いながら観ることができて、とっても楽しかった!
それと昨日観た時はなんともなかったシーンで、思わず落涙。あと結構ブラック。よって+0.1。