Lyra

バービーのLyraのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.4
ネオンカラーに満面の笑顔は全て嘘な映画。真実は悲しいフェミニストのいく末と、女性蔑視への女性やLGBTの人々の叫びの映画だ。
見た目は華やかでもバービーや周りのモデル違いのバービー達は、水面下では必死にバタバタ足を動かしている白鳥なのだ。
口角を無理やり上げたジョーカー並みの整形で引っ張り上げた笑顔は怖すぎるし、一言聞きならぬ死のワードを口にしただけで世界は止まる。
○死はなんだろ?全ては作り物?」と疑問を抱いてしまったバービーは体が崩壊していくのも怖い。
持ち主探しをしなければバービー世界がなくなるというのは無理矢理な感じがしてしまったが「作り話な映画世界ではありがちだし」と無理して自分に言い聞かせて最後まで見たが、やはり説得力にかけたし、持ち主探しをしてあっという間に見つかったのも肩透かしだったがそれを跳ねのけるパワーやどんでん返しがあれば全てを帳消しにして素敵な成長物語になっただろう。
だがパワーダウンしてしまったのと、おちゃらけ過ぎてしまった為に全てがだらしないまま終わった。
現実世界を見てしまったバービーは落胆する。女性が男性に虐げられていた?からだ。帰宅して同じように現実を見たケンは、今迄ふられつづけたせいもあり、男社会を現実世界を真似て作りバービー達を召使のように使う、なんとも哀れな図。これは現実社会を揶揄しているのだが洗脳された女性たち=バービーも簡単にひざまづくのも中弛みしてしまった。
良かったのはマーゴットロビーの可愛い衣装がよく再現されている所やライアンゴスリングの歌が聞けたことやブログにも書いたLily Rose-Deppのドラマ【IDOL/アイドル】に出ていたハリ・ナフがあの声でバービーやってるのが見れたことや、ちょっとだけだがDua Lipaがでたことかな?
IDOLはこちら→👠https://lyra4m.com/theidol-1/
マイケルセラをもっと出して欲しかったな、面白い俳優だから!
結局、バービーが、世間にバカにされていた修理屋のヘンテコバービーや現実から連れて来た持ち主の母娘達と力を合わせてバービーの世界を救ったが、バランス悪い世界に戻しただけで解決にはならなかったまま。
問題提起したまま解決策なしか、と腑にお立たないまま、同じようにバランス悪い作り物の人業界を捨ててバービーは現実世界で生きていくことを選んだ。
それはバービー世界にはない、歳をとり汚くなる現実や死がある世界でも自由や自分の生きた方を選べるという選択の自由があるからだろう。そして未来がわからないから素敵、という目新しさか?
キラキラした目でこの世界に冒険に出るバービーを持ち主だった母娘が応援して産婦人科にいくバービー。
ジョーカーの口角無理やり上げた笑顔は、いつまで上がったままでいられるだろうか?
現実社会が甘くないと知った時のバービーが目に浮かぶ。Lyraのブログもよろしくお願いします→→👠https://lyra4m.com/theidol-1/
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