このレビューはネタバレを含みます
原作の本がめちゃめちゃ分厚いのもあってシナリオは紙芝居感あるものの、音楽やカメラワークなどの演出やキャストの演技でしっかり映画としての完成度を高めていて最後まで楽しめた。
ロベルトデュランこんな人だったのかぁ、長い間バカにされて差別されて生きてきたせいで劣等感とアメリカ、白人コンプレックスで精神不安定と被害妄想を引き起こしてつらそうだった。
ラストアメリカ、白人ヘイトを克服したっぽかったけど、原作ではその部分をもっと丁寧に描かれているのかな。
自分が差別やいじめ、酷い仕打ちを受けるとそれを免罪符に人に酷いことしがちになってしまう心理はよく分かるから、自分自信をよく振り返り、そういう感情になったときにデュランやルービンカーターみたいに克服したいと思った。