新時代のマフィア映画
フォレストガンプ版グッドフェローズ
ペンキを塗るってそういう意味なのか
つまるところ大工ってのはアレか
デ・ニーロ、ジョーペシ、アルパチーノを若返らせ(と言っても50歳前後だが)長い時系列を描いているが、50歳前後ってこんな身体重そうか？っていうとこが少し気になってしまった
それでも彼らの他に演じきれる若い役者がいなかったことを憂うべきか
仕事の話してるときのデ・ニーロの目よ
ラッセルとホテルで朝食食べてるときにシリアルを注ぐの手伝ったり出てる袋を箱に詰め込むとことか演技が細かい
ラストシーンのドア半開きのシーンは途中でも何度か登場する
ホッファが寝る前の場面、娘ペギーがフランクの仕事前の準備を覗くシーン
こういうマフィアものは決まって全員白人のおっさんが似たような髪型で背広着てる上に次々人が死ぬ、次々人が登場するので誰が誰やらわからない
二回目以降の鑑賞でやっと人間関係が理解できる
人が次々死ぬっていうのは名前の紹介が字幕で出ると同時に死因が併記してあり、うまいギミックとして作用している
あ、そんな使い方もありかい、てのも出てくる
爺さんが爺さんに殺しを命じて実際殺るってのがどれだけリアルなのかわからないけど、これの原作が自叙伝なので正統性は担保されてると言わざるを得ない
グッとフェローズやゴッドファーザーは若い衆も混ざってたからそれが普通なんだと思ってたが、こっちが正しいのだろう
仲間を大切にとは言うが仲間がいなくなったときに残るものはなにか
誰でも孤独はいやだ
フランクは家族のために早くに組織を抜けていればよかったのか
一方で感情的なホッファだが友人を最も大切にしていたのは彼のように思える
遅刻を許さないホッファが約束の時間に現れなかったフランクに対してよく来てくれたと言ったのだ
フランクがこれからしようとしていることも知らずに
スコセッシはまた答えのない問いを投げ掛けたように思う
ラッセルが眠るとき天を見上げてるようにしているのはなんか意味があるのかな
プールサイドのシーンで水着の女が往復してるのにガン飛ばすババア
死んでからじゃ当然遅いけど、年取ってからでも遅いよってことかな
じいさんたちが作った映画だからそう言いたいんかもな
2020/01/02Netflixにて2回目
