軋轢とーふ

JAWS IN JAPAN ジョーズ・イン・ジャパンの軋轢とーふのレビュー・感想・評価

1.1
・グラビアアイドルの出演時間:69分
・サメの登場時間:8秒

サメ映画らしいです。
グラビアアイドルしか登場しませんが、タイトルに「ジョーズ」が入っているのできっとサメ映画なのでしょう。疑ってはいけません。

一応映画らしいです。
グラビアアイドルと「ザザッ」というノイズ・砂嵐しか映りませんが、これは映画なのです。イメージビデオではありません。信じなさい。

というか「ザザッ」というエフェクト、何百回使われているのでしょうか?他にエフェクトは無かったのでしょうか?
パワーポイントですらもっと沢山エフェクトがありますよ?
製作者はパワポも買えないほど貧乏だったのでしょうか?それともグラビアアイドルの水着を何着か買ったら制作費が尽きてしまったのでしょうか?
お財布事情が心配です。かわいそうです。

グラビアアイドルもかわいそうです。
シャワーを浴びる、ビデオを見る、海で遊ぶ。これしかしていないです。
セクシーなポーズすらしていません。グラビアアイドルなのにセクシーショットをさせてもらえない。
こんなのカレーライスのルーとライス抜きみたいなものです。サメ映画からサメと映画を抜いた後の虚無みたいなものです。

この(自称)サメ映画は虚無です。zeroではなくnullです。
宇宙が始まる前の「無」の状態はきっとこんな感じだったのでしょう。ビッグバン以前の世界を映像化するだなんて、世紀の快挙に違いありません。数学者と量子力学者は大喜びでしょう。

ですが私は学者ではありません。私は宇宙の起源に迫るためではなく、映画を楽しむためにこれを観たのです。
だからこれは映画として論外です。というか映画ですらありません。クソとゴミが近親婚して産まれたエイリアンの毛穴に住むダニみたいなものです。

何が言いたいかというと、虚無を知りたい人だけこの毛穴に詰まったダニを観てください。
それと監督と脚本家はブラックホールに飲まれて消えろ。許さない。
軋轢とーふ

軋轢とーふ