フランコマニア

乳首にピアスをした女のフランコマニアのレビュー・感想・評価

乳首にピアスをした女(1983年製作の映画)
3.3
欧米の物理メディアレーベルが好みそうなカルト作品だけど、何も知らないで観たらかなり驚く倒錯の世界への堕ち方。後半にかけて明らかになってくるバーの正体は、映像的にインパクト大。日活のクラシカルな撮り方で育ってきた西村昭五郎監督だが、ここまで(良い意味で)ロマンポルノの固定観念を逸脱し、藤子不二雄A作品のようにはっちゃけることができるのはお見事。松ちゃんや伊東純也も真っ青の「権藤さん」のふるまいは、まさにフテホド。