エマ

20センチュリー・ウーマンのエマのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.8
a24らしくセンスが輝いている作品。

登場人物の関係性が少し複雑なせいで、序盤は少し微睡んでしまうが段々と面白く感じてきた。
フェミニズムとかがアメリカで発展しかけてきたのがこの20世紀くらいだったんかな?ちょうど臨界点であるようなセリフの数々に、現代に生きるものとして興味深いものが多かった。
タイトルが「20センチュリー『ウーマン』」だもんね、お母さんについてのお話かと思ったけどそうでも無かったっぽい。
とにかくエルファニングが可愛い。声が低めだから、こういう不良っぽい役も似合う。
親の真実って中々分からないよなぁ。親になったことがないから、「自分のことを語らない」っていうのがどういう心理からきてるんだろうといつも不思議。
なんか親って「近いのに最後の最後までは立ち寄れない」みたいな謎の壁があるよなぁ…。

a24作品観たあと毎回思うし、毎回書いてる気がするけど、部屋の壁とかにプロジェクターでずっと映像だけでも流しておきたい。
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