20センチュリー・ウーマンの作品情報・感想・評価・動画配信

20センチュリー・ウーマン2016年製作の映画)

20th Century Women

上映日:2017年06月03日

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「20センチュリー・ウーマン」に投稿された感想・評価

さしみ

さしみの感想・評価

2.0
エル・ファニング主演。たしかに色彩はキレイかも。だけど話が淡々としててわたしには静かすぎた not for me
簡潔に要約するのは難しいが、15歳の少年の成長と、性と愛についての哲学を複雑に交えながら同時に描く作品だと感じた。終盤のジェイミーとジェリーの「君が欲しい」「あなたの想像する私と本当の私は違う」という会話は恋愛に限らず人間関係の本質で、どれだけ親しい間柄でも実際の内面は当人にしかわからず、それは『カモンカモン』で描かれた「子どもは無邪気に見えても以外と物事をちゃんと考えて生きていること」にも通じると思った。
No.3491

『超絶思春期少年、地獄のえちえちお預けタイム』

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じんわり染みこんでくる、高野豆腐のような味わいの映画。

アネット・ベニング演じるママがイカしてる。

これがもっとイカれちゃうとグレン・クローズの『ガープの世界』になり、

逆にもっとエモーショナルに描くと、ソレンティーノの『The Hand of God』になる。

家族物は奥が深い。
●感想
・舞台となる時代設定からみてもマイクミルズ監督の自叙伝的な内容になっているんじゃないかと思う。
・毎回ドキュメンタリー的な話運びと人物造形の細かさがいいなと思う。作劇のための役柄ではなく、本当にそこにそういう人がいるように思う。
・母親と息子、不在の父親、その周辺の姉のような女性たちという人間関係は自分の幼少期とも重なるところもあって結構感情移入してしまった。
15歳のガキんちょが17歳のエル・ファニングと同じベッドでくっつき合って寝て何もしない。そんな過酷な拷問に一夜たりとて耐えられるはずがありません。発狂します。または野獣化します。あるいはその両方。

舞台は1979年で、主な登場人物は歳(設定)の順に以下のとおり。
母(アネット・ベニング) 1924年生まれ 55歳
間借人(グレタ・ガーウィグ)1955年生まれ 24歳
友人(エル・ファニング)1962年生まれ 17歳
主人公(誰?) 1964年生まれ 15歳

監督の半自伝的映画だそうですが、あまり興味はありません。めんどくさいです。放っておけば? ってな感じでした。
Piano

Pianoの感想・評価

4.2
一人一人の人物像を描くための、出来事の選び方が秀逸。
そしてちょっと前の未来とちょっと前の昔の境目を描いているのがノスタルジック。
若者文化を理解しようと、おじさんとおばさんがレコードかけてヘッドバンギングし合うの、踊り古いとか、
ビートル昔流行ったなとか、
死ねと言って木の塊を殴るセラピーは怖いとか思いながら観入っているうちに、結局は〃僕は母さんがいれば大丈夫だ〝で突破。
ラストの飛行シーンと音楽は、息子育てに色々策を講じた悩ましいこれまでからの抜け感で清々しい。
カモンカモンもそうだったけれど、最後の幸福感が凄く好き。
sid

sidの感想・評価

4.7
マイクミルズが大好きになる
とにかく音楽が最高
ドロシアの知らない文化を学ぼうとする姿勢が愛に溢れていてたまらなかった
ドロシアとウィリアムが2人でブラックフラッグとトーキングヘッズを聞くシーン最高だったな
マイクミルズの自伝的な部分があるらしく、ジョナヒルのmid90'sに近いものを感じた
「確かなのは人生は予想とは違うものになるという事」ってアビーが言ってて、同じような事をカモンカモンでも言ってたな
めちゃくちゃわかるマイクミルズさん
ありがとう!

「物質や消費行動だけでは人生の生きがいを得ることはできない」「誤った自由」がなんか上手く消化できなかった もう一回見る必要があるな〜

でもおれトーキングヘッズもブラックフラッグも、両方好きだなクソ〜。どっちかって言うと軟弱者側だけど
ルディ・ヴァリーを最後持ってきたのに食らってる気持ち良すぎ!
海沿いの田舎で多感な時期の優しい男の子と、ちょっと年上の少女たちと、既に色々な艱難辛苦を経験した熟年のオトナたちが語り合う。派手な演出はあまりなく、繊細な機微のしっとりとした味の映画です。男性の監督が自分の美しい記憶を振り返って製作したそうです。確かに男目線ではとても楽しめました。

余談ですが、作中に出てくるジミーカーターの演説に感動しました。立派な演説だと思いました。あの演説に賛成するか反対するかは映画の評価に結び付くと思います。まあ、ウルフオブウォールストリートみたいな映画も好きですが。
catherine

catherineの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1970年代が舞台と聞いて、この時代背景での若者というイメージが分からなかったが、映画の中でなんとなく説明してくれていた。そんな難しく、周りからの影響を受けやすい思春期の息子と変わった母親、変わったアパートの住人たちの話。
印象的だったのは母親が当時としては変わった考えを多く持っていた点で息子が学校をサボっても「どうしてサボっちゃいけないの?」と学校に言うくらいで面白かった。男を育てるのには男が1番よという言葉に「そうは思わないわ」と言ってのけたり、周りの人に支えになるような言葉を言ったり、逆に考えさせるようなことを言う。それでも息子から見れば「学ぼうとしていない」。
アビーやジュリーも面白かった。アビーはフェミニストでジェイミーに女性のことをもっと学ぶようにと言うし、ジュリーはセックスや性に関する自分の考えを示す。
この映画にはたくさんのジェンダー問題が描かれている。
母親は離婚してから誰とも結婚せず、あまり男性に興味がないように振舞っていたら、「レズビアンではないか」と噂を立てられたりしてしまう。女性の身体の問題、セックスに関しての話題が避けられてしまう。

最後にお母さんさえいればいいとジェイミーが言っていて、2人からたくさん学んだのにそんなこと言うのーーとは思ったけどメッセージ性が多い映画だった。
フェミニズムてんこ盛り映画だけど メインは成長 というか 自分の知らない世界を学ぼうとする姿勢を持って生きないと手応えのない人生になる みたいな 感じ

フェミニズムから男性性を表してるようでそこに関して言及するのは難しいけど 男はだいたい女から色んなことを学ぶ生き物なんだよ〜 という話と監督は言ってる
ストーリーというかそういう話の詰め込み型で カモンカモンにそこは近いんだけど ちょっとすんなり入りにくい感じはある

マイクミルズ映画2本目だけどマイクミルズの映画はいい意味で映画っぽくない
普通に撮らないから20センチュリーウーマンは面白い訳ではないけど2時間飽きずに楽しめる
キャストがめっちゃ良いのもある
学ぼうとする子どもと学ぶことを過去に置いてきた母親の二人の違い
もう 色んなことにdeal withしなくなったんだろ!っていうジェイミーのセリフは肝に銘じて生きたい
自分の価値観の外の世界を知ろうとしないと、そこに精神的な成長はなくなってしまう
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