のもあ

20センチュリー・ウーマンののもあのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.5
だいぶ前に見てたけど、気付かず再鑑賞。
深読みして登場人物たちに感情移入もできるし、おしゃれな画面なのでさらっと鑑賞する分にも楽しい。ファッションも真似したい。

以前は割と息子視点で観たので、母親に干渉されるうざさと、いざ母親が育児を他者と分担するようになってから感じる「母親はあなたなのに」的感覚(寂しさや無責任に対する憤り)、時代についていけない年老いた親へのお節介な気持ちに共感を持っていた。
けど最近母になった事もあり、無意識に母親の視点で観てたようで、親の心子知らずな内容が結構心に刺さった。


育児は、その最中では正解が分からず迷いながら間違えながらやっていくもので、子が大人になって振り返った時に、親のしてくれた事の意味とか想いを感じくれたら御の字なのかも知れない。

この映画の登場人物たちの関係性が好き。
他人同士なのに、最終的に家族のような思いやりが生まれてて、息子も母以外の人間関係で様々な視点を吸収していて、リスキーな子育てだけど結果オーライな感じ。この環境が少し羨ましい。
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