ただそこにいる人たちが
それぞれのタイミングで
近づいたり遠ざかったりを脈絡なく描く映画。
その関係や過程の中には決して「分かり合える」という現象はない。
たとえそれが幼なじみでも、恋人でも、親子でも。
でも、「分かり合えないよね」って言えるのって最高に「分かり合ってる」ってことなんだな-と
寛容って 相手に同調することじゃないんだなと学んだ。
何よりエル・ファニング演じるジュリーが素敵
何も期待しない冷めた目つきで
全てを諦めたような言葉で
多感な年頃のジェイミーに接するけど
それが1番の愛情なんだって気付かされる
すごくフラットで、自分を誇大しないし虚偽もない
そんなジュリーだからこそ、上部も嘘も遠慮もないホントのことだけを届ける
ホントのことだけ伝える、って1番相手に誠実だし誰にもできることじゃないなあと思った