ARUGA

レディ・バードのARUGAのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.5
高評価の人は「共感」を挙げることが多いみたいだけど、38歳のおっさんにはもうこの作品に共感を見出すことは難しくなってるのかもしれない
同級生とキャッキャとか勢いで処女喪失とか、どう感情移入しろと(感情移入する必要はない)
調布とか八王子とか出身ならまだしもこちとら長野の山奥生まれ育ちである

なので(?)むしろ母親の心情を想ってグッときてしまった(ローリー・メトカーフ最高)
親父のキャラにはビックリマンで言うお守りみたいな中途半端さを感じた

ノア・バームバックと比較するのは性格悪いと思うけど、彼の作品にある「クズが過ぎて愛おしくなる」みたいなパンチがなかった

あと00年代アタマっていう設定もグッとこない要素なのかもしれない(その当時流行してた音楽とか諸々を嫌悪してたから)
例えば気になってた若手ラッパーがその頃のロックに影響受けた曲を作ってして激冷めしたくらい苦手(ネタとしてなら楽しい)

誰かにこの作品の正しい楽しみ方を教えてほしい
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