プリティーゾンビ

残酷で異常のプリティーゾンビのレビュー・感想・評価

残酷で異常(2014年製作の映画)
3.4
ホラーかと思い身構えていたらそうでもなく、ラストはすとんと腑に落ちる展開で面白かったです。
日本とは違った死生観の"地獄"がよく表現されていると思います。
殺人を犯した事を告白し、得られる安心感を求めて永遠にそこに留まる人が多いことに不気味さを感じました。自殺が忌み嫌われているのもキリスト教の関係でしょうか…?
妻メイロンの「優しいようで怒っている」という言葉が主人公の人柄を表している的確な表現だと妙に納得しました

最初から多くの伏線があるため、ニ度見たら更に面白く感じられるのかな…!
そこまで難しい内容もなく、90分と短い時間なので割とサクッと観られる良作だと思います。