このレビューはネタバレを含みます
伏線の張り方、見せ方のバランスがバチくそうまい。タイムリープものでの一番大事な肝が丁寧で好。
烙印が既に押されているということは、既に裁きの最中であり、言うなれば地獄に落ちたところから物語が始まる。
自分が剥き出しになってる時とか、もう二度と元に戻せない瞬間とか、一番見たくないものを無限に見させられる、しかも精神も肉体の崩壊もない。ヤバすぎる。
主人公が首吊る木に既視感を始めからもっていたあたり、並行世界を匂わせるSF感。
罪を認めて罰を受け入れる、魂の救済の話かと思いきや、キリスト教では禁忌の自殺で解決するパワープレイも好。結局自死に自己肯定感を得てしまったので、エドガーは永久にでられないかもしれないねぇ。