ゴードン医師

デスノート Light up the NEW worldのゴードン医師のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大部分はデスノートの続編として薄っぺらいと言わざるを得ませんが、ラストだけは完璧にしびれました。
ネット上の自称解説を含めて8割以上のひとがこのエンディングを捉え間違えてると思えます。

以下ネタバレを含む解説です。
ラストは竜崎の跡を三島が継ぐように竜崎が死に、三島が新しいLの後継者になるという話はですが、ここで実は解釈が2通りあります。
1.三島は更生してLの後継者としてデスノートを追うようになった。
2.三島はLの後継者という身分を得たが、内心はキラの後継者。
ネット上の解説はほとんど1前提で話を進めていますが、正しくは2だと思いますね。
根拠
①実は序盤に、三島は竜崎の名前をデスノートに書いていた。つまり三島は竜崎のそれ以降の行動を完全に操ることが可能で、実際操っていた可能性が極めて高い。
②三島の身分がばれてから、竜崎は三島を守るように行動していた。①を裏付けられる。
③映画の最後にライトが「計画通りだ」と言ってるいる。もし、三島がただLの後継者なら、この発言は説明できない。
④最後に三島が収容所を出るときの表情は1と2どちらとも取れる(製作者がどちらとも取れるようにしていた可能性が高い)が、この演出は少なくとも単純に1だと考えてほしくないための時間とも捉えられる。

もっと挙げることも可能ですが、長くなるのでこのくらいにします。実際に同じことに気付いてる解説者も少なからずいますので、より詳しくはそちらを参考にしてください。

補足:
竜崎が最初から操られていたので、頭脳戦は皆無と言ってもいいでしょう笑。全体的にデスノートファンから罵倒されてもしょうがないところは多かったですが、ラストだけは取り違えないでほしかったですね。
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