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ブルーに生まれついてのaymyamyaのレビュー・感想・評価

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)
3.0
「セッション」がブチアゲコカイン映画だとしたら、本作はガンサゲヘロイン映画

偉大なジャズメンとしてではなく一人の男性として、痛々しくてイラつくほど弱くて格好悪くて、人間臭い。ダメンズチェットベイカー。
それが愛嬌でもあり、しかもそれが音においても味になるのが天才なのだろうけど、アッパー系好みとしてやっぱりイラついてしまった。
ただ、私はワーカーホリック人間なので最後のキメ方にはむしろyeahと思いました。

1シーンだけ、
文字通り血を吐きながらリハビリするシーンは、痛みが想像されて見ていられず…
ここの唇の震えには、絶対に魂がこもっている。突き刺さるシーンでした。

そしてチェットベイカーより何より、マイルスの使命を背負って立つようなバリッとした存在感が、無茶苦茶カッコよかった。

最後に、恋愛とは狂気モードなので周りの現実視点からの批判は素直に聞きましょう
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