ブルーに生まれついての作品情報・感想・評価・動画配信

「ブルーに生まれついて」に投稿された感想・評価

好きなイーサンホークが主演したおかげでチェットベイカーの存在を知ることができてラッキーだった。人物的にはアレなのかもしれんが残した音楽は最高。
ジャズとイーサン好きからしたら堪らん。
終始ジャズが最高だから心地よかった。

最後の「born to be blue 」に全て詰まってた。

🎺🚬💉👩🏽

この映画撮影当時のイーサン42歳くらいやろうけど、ほんまに渋い。横顔が大好き。

サックスとかトランペットやってみたいな。

是非みなさんにも見てほしい
チェットベイカー。薬やめますか、人間やめますか。ジェーン、せつない。ジャズも勉強しよかな。
ぽん

ぽんの感想・評価

4.0
中盤まであんまりのめり込めないなと思って流し見してたけどジャズのゆったりした曲調にトランペットの音色が重なり合って凄くオシャレな空間に居るような気分になった。
イーサン・ホークがトランペットを奏でているときの色気がヤバい。生演奏かな?すごい腕前だった。歌声も聴けて貴重だった。あと全体的に画が綺麗。静かな余韻が残る。
ハタケ

ハタケの感想・評価

3.8
えっ、イーサンホークこれ実際に吹いてるの!?凄くない!?

演技が素晴らしすぎてちょっと怖いくらい。

どこまでが実話でどこからが脚色なのか気になってしまったので、他の映画も観てみよう。
あくまで個人的な趣味としてですが「フォロー/フォロワー」という概念が嫌いですし「いいね」という機能も好きではありません。1人1人の様々な思いを数値化していくからです。かといって何が良いのかという対案はもちませんし、対案をもったところでほとんど意味がないようにも思います。

SNSのそうした機能が人の心に及ぼす危険性については開発者たち自身が認識しているようですが、間違いなく欺瞞であるのは彼らがその機能を使って覇権を握ったからです。それがどんな風景のもとに生み出されたのかはデヴィッド・フィンチャー監督『ソーシャル・ネットワーク』によく描かれています。

そしていつか僕たちの心は、彼らが覇権を握るために編み出されたフォーマットに飲み込まれていく。人の心はたいへん柔らかく出来ていますので、ある「型」があれば簡単にその形状にはめ込まれてしまいます。しかしながら現実的に生きていくときには現実的な選択をとっていくしかない。現実的に存在するものを手にするしかない。

贅沢なことを言っていると思われたり嫌悪感をもたれたりするかもしれませんが、そのためときどき無性に「いいね」されるとうんざりすることがあります。ほとんどの場合「いいね」の意味が暴力的なものであることを知っているからです。けれど現実的にはこうしたフォーマットを使うしかない。人がいない場所で人は生きられないからです。SNSをやめればいいというのは、そうした意味では非現実的な考えでもあります。



ジャズが好きで20歳の頃から少しずつ聴いてきたのですが、チェット・ベイカーという人のことを思うとき、そうした「型」のなかに生きながらもすり抜けていくための態度を、ひそやかに教えてくれているような気がします。

スウィング・ジャズと呼ばれるものから、即興演奏を主体とする様式にジャズが変化していったとしても(いわゆるモダン・ジャズと呼ばれるものです)、その即興性はあくまで「ある型」に基づいています。やがてフリー・ジャズなどの試みもなされていくことにはなるのですが、ほんとうの意味での「自由」は原理的に成立しえないことをジャズという音楽は身をもって示しています。

チェット・ベイカーはその「型」のなかで演奏しながらも、彼自身の歌を歌うとき(それが歌唱であれトランペットであれ)ナチュラルにすり抜けていきます。

きっと彼自身の意識のなかには、そんな戦略的なものはなかったはずです。けれど彼がどのように生きるしかなかったか/死んでいくしかなかったのかを、その半生のうちに音楽のうちに見聴きするとき、僕たちはある風景のうちに連れ出されることになります。またそれがどんな風景であるかを世界中にいる彼のファンは知っていて、YouTube動画のコメントなどを読むと国境を超えて同じものであることに僕は驚きます。

チェットは本来であれば一過性のうちにこそ輝く青春を、生まれもってその場所でしか生きれなかったようなところがあります。美しい夕陽が永遠に水平線に沈まなかったとしたら、その引き換えとして自らが沈んでいくしかなかった。彼にとっての「born to be blue」とはそういうことだった。

この映画はそうしたチェットの風景をうまく描けているとは僕には思えませんでしたが、演じたイーサン・ホークはほんとうに素晴らしかったです。オリジナルのチェットの声よりはキーを下げて歌っていますが、その気配をモノマネ的な意味を超えてよくつかまえていたように思います。

最後に歌っていたのは彼の代表作の1つ『Chet Baker Sings』(Pacific Jazz, 1953-56)にも収められている曲『I've never been in love before』です。



I've never been in love before
Now all at once it's you
It's you forever more

恋になんてこれまで一度も落ちなかったのに
いま一瞬にして君がその恋となり
永遠になってしまった

I've never been in love before
I thought my heart was safe
I thought I knew the score

恋になんてこれまで一度も落ちなかったのに
自分は大丈夫だって
しっかりしてると思っていたのに

But this is wine
It's all too strange and strong
I'm full of foolish song
And out my song must pour

けれどこれはワインのように
とても強くて不思議な味がするんだ
馬鹿げた歌があふれてきて
きっとこぼれ落ちてしまうよ

So please forgive
This helpless haze I'm in
I've really never been
In love before

だからお願いだから見逃してよ
救いようのない霞に覆われている僕を
本当に恋になんてこれまで一度も落ちなかったのに



たぶん僕たちは僕たちが歌うようにしか歌えないですし、暴力的な型やフォーマットをすり抜けていくときには、それを捨てたり乗り超えていこうとする意識よりもそのなかで歌うことのなかにしか道はない。

これまで一度も恋になんて落ちなかったはずの心で。

それが身を滅ぼす地平への漸近線を描くような行為であったとしても、もしもそのようにしか生きられないとするなら。チェット・ベイカーに惹かれる心は、そのことをどこかで感じているのだろうと思います。
Ryu

Ryuの感想・評価

3.7
彼の優しく透き通る歌声と、少し掠れた柔らかい音色の背景には、薄暗く物悲しいブルーの世界があった。
もっと上手い奏者がいようが、ドラッグをいくらやっていようが、彼の音は唯一無二で、決して誰にも出せない。
dq

dqの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

うーん
伝記映画なんですが、多分にフィクションで構成されています
もちろん映画なのでそれ自体は全然良いのだけど、なんか違う…

チェットに関して、もっとニヒリスティックな印象です
再生も淡々 破滅も淡々

イーサン・ホークの演技は素晴らしいんだけど、終始不安そうな佇まいも、再起に対して「頑張ってる」感じも、女性への依存の形も
あらゆることが自分のチェット像と噛み合わないっていうのが…
それさえもイメージに過ぎないだろと言われてしまえばそれまでなんですが、これ物語の為に史実と乖離させ過ぎでは

この時期、復帰することに対しては実際に執念の二文字だったと思うし、こんなに必死に努力はしてなかっただろ、とかそういう話ではないです
ただもっとジャズマン然というか、音楽以外の部分は破綻していて、クズ中のクズ、もっとナチュラルクズだったはずなので…

でもまあ、史実に近い形で映画を構成していたら、こんなに広いレンジに響きそうな美しさを持つ作品にはなってなかっただろうなとは思います
俺はそっちで観たかったけど
大好きな「Let's Get Lost」から始まった時は、冒頭から示唆的!と感じてかなりテンション上がったんですが…
今思えば、あれが映画のワンシーンてこと自体が、フィクションだよって表明だったのかな

ラストはちょっとだけ良かったです
結局、音楽が もっと言うと音楽の中にいるその瞬間こそが全ての人間だったと思うので
イーサン・ホークの歌唱も、チェットみたいな魔法は無いけど、役者ってマジで凄いなぁとアホみたいに感じました


史実ではバードランドでのリベンジみたいなのは無かったと思いますが、復活にディジー・ガレスピーの助力があったのは事実
この時74年にリリースする「She Was Too Good to Me(邦題 : 枯葉)」は真の名盤なので、中期以降のチェットの音楽に興味がある方はそこから入るの凄く良いと思います
復帰後は、歌唱の機会は減っていき、トランペッターとしての自らを追求していくような存在感になっていきます
イーサンホークが魅力的。
チェットベイカーにも魅了されました。
ジェームスディーン、一番好きな俳優ですが、ジャズ界のジェームスディーンと言われたのが分かる。カリスマ性、見た目も面影ありますね。

確かにチェットは弱く、女性を幸せにはしない人かもしれないけれど、なんだか憎めなかった。この映画も、フィクショナルな部分も多分にあり、美化しているということもあるかもしれないけれど、なんだか憐憫の情しか湧かなかった。

イーサンホークの魅力もあるのでしょう。
本人には遠く及ばないけれどトランペットの腕前には驚きました。

イーサンホークは、本当にこうした弱いダメ男が似合う。
悲しいけれど引き込まれた映画でした。

観賞後、ずっとMy Funny Valentine を聴いてました。
Ria

Riaの感想・評価

3.6
チェットがとても好きだからこの映画を見たけど、映画自体がどうとかこうとか感想を言える気持ちになれないのはブルーな気持ちになっているからかもしれないし、単にあまり映画自体が好きじゃなかったのかもしれない。これを見たからといってこれから聴くチェットの演奏も歌声も今まで聴いてたものと何も変わらない
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