アマチュアポルノに出演する若い女性とその周りの関係者に焦点を当てた作品。
感想はうーん…って感じ。たしかに出演女性に対する差別的な言動や性的な暴行は見るに耐えないものだけど、そもそもアマチュアポルノそのものについて考えるより、彼女らがポルノに手を出してしまった原因は何なのか今一度立ち返る必要があるように思う。
その原因とは、作中にもあるように、家庭の貧困や性行為に対するトラウマといったものが多い。つまり、子供の貧困や性教育の在り方等に対してのアプローチが見えないと、"可哀想"だけで埒が開かない。
表面化したものに対して情に訴えたりアレコレ議論するより、まずは蛇口を閉める努力をすることが大事なのでは。そこに焦点を当てて問題提起しないとドキュメンタリーとして観る価値がないように思う。