無名のひと

シャークネード エクストリーム・ミッションの無名のひとのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ロス、ニューヨークをシャークネードから救ったフィンは、その功績で大統領から勲章を授与される。
しかし、その式典の最中にシャークネードが到来、ホワイトハウスが壊滅的被害を受ける。
消滅したかに見えたシャークネードだったが、このままでは東海岸の方に再び表れると予測したフィンは、エイプリルや義母、クラウディアがいるユニバーサルスタジオフロリダに向かうことに。
道中シャークネードに襲われていたところを、ノヴァとルーカスに助けられる。
橋が落ちていて車での移動ができず、近くの空軍基地から軍用機で遊園地へ。
軍用機をもってしてもシャークネードを消滅させることはできなかった。
遊園地でエイプリルやクラウディアと合流することに成功。
ルーカス曰く、巨大な火柱を立てればあるいはシャークネードを消滅させることができるのではないかと言う。
それならばNASAの力を借りなくてはと、NASAに勤めていた父ギルバートに連絡を取る。
フィンは、父ギルバートと共にシャークネード消滅のために宇宙へと飛び立つことに。
エイプリルが強引にシャトルに乗り込んだことで、三人で宇宙に向かう。
しかし、通信機が故障してしまうというトラブルに見舞われる。
ギルバートが手動で通信機を修理するが、シャトルに戻る燃料はなく犠牲に。
ビームを照射してシャークネードを消滅させ、地球では空を覆っていた雲も晴れ陽が射し込んでいた。
フィンとエイプリルは自動操縦で地球へ帰還する予定だったが、巻き上げられたサメたちがシャトルに激突して来る。
ノヴァによって改良されたチェーンソーでも退治が追い付かない。
そんな中、エイプリルがサメに飲み込まれてしまう。
エイプリルを飲み込んだサメが宇宙へ放たれ、フィンはサメの口の中へと飛び込む。
地球へと落ちていくサメは大気圏で焼け死に、フィンはサメの腹に穴を開けてパラシュートを使って生還。
サメの腹からチェーンソーの音が聞こえ、見ればサメの腹の切れ目から赤ん坊の姿が。
サメの体内でエイプリルが出産していたらしい。
エイプリル自身もサメの腹から脱出。
家族と再会を喜びあった。
生まれてきた息子には、ギルバートから名前を取ってギルと名付けることに。
空の父へ敬礼、ギルバートは月から敬礼をするのだった。
しかし喜びも束の間、空から降ってきた破片でエイプリルが潰されてしまったところで終幕。


今回も「ねーよ」尽くしだったけれど、個人的には前作の方が面白かった。
勲章授与式で、前作でも登場したニューヨーク市長から贈り物として金のチェーンソーが贈られるのは何ともシュール。
しかもちゃんと動き、その後ちょっぴり活躍する。
この大統領、守られているばかりじゃなく勇敢にも戦えるやつだった。
銃を抱えてバンバンサメを撃ち殺す。
フィンもマシンガンを両手にスライディング撃ち。
おいおい盛り込み過ぎやろと内心で突っ込みを入れてしまった。
再登場のノヴァ。
今でもフィンに未練がある様子。
1作目のラストでマットとキスしてませんでしたっけ?
フィンが忘れられないなんて、フィンも罪な男だ。
エイプリルが妊娠中だと知った時はさすがにショックを隠しきれない様子だったけど。
そのエイプリル、クラウディアのためとは言え、身重の身体で走る走る。
お腹の子どものことも心配しろと思うも、しかし突っ込んではいけない。
ユニバーサルスタジオのあの地球儀の中に隠れて身を守るのは愉快だった。
けん玉みたいなことになってたし。
フィンには軍の大将の知り合いもNASAに父親もいて、設定盛り過ぎで笑うしかない。
そしてとうとう宇宙に行っちゃうんだもんなぁ…。
ノヴァが改造してくれたチェーンソー、まぁいつ改造する暇があったのかは置いといて、ありゃもうビームサーベルみたいなもんだった。
制作者サイドも振り切ってて楽しそうで何よりだ。
しかしさすがにサメの身体の中で出産、は不衛生すぎてうへぇ…案件。
いやまぁ生まれてくるものはしょうがないとして。
臨月なのに走り回ってたからだよエイプリル…。
そして血まみれのキス。
うへぇ、気持ち悪い。
しかしエイプリルが悲惨な形で死んでしまう。
物語の冒頭のラジオのシーンで、フィンはヒーローではなくフィンの行く先々でシャークネードが表れる、そして彼の身内に被害はでないと皮肉を言われてたけど、父親も妻も亡くなってしまうのだが…。
しかしラスト、Fin、の文字の後に“?”の文字もあり、続きが示唆されている。
この後3作品ほど続くらしいが、契約している動画サイトで見られるのはここまで。
続きを見たいような、見たくないような……。
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