はのい

ルームのはのいのレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
3.9
2016年アカデミー賞出演女優賞作品。

実際にオーストリアで起きた監禁事件
“フリッツル事件”を基にされたストーリー。

監禁された女性の救出劇という
サスペンスストーリーではなく、
女性とその息子との愛情や親子愛を描いている。

元ネタがあるとはいえ、
こんな凶悪な事件があったことに衝撃を隠せなかった…

【概要】
主人公: ジャック
ドライブ: 母親ジェイと幸せに暮らすこと

ジョイは17歳の時、男に誘拐され納屋で監禁生活を送っていた。男との間に誕生した息子ジャックはかけがえのない存在。窓もない納屋で生活してきたジャックは外の世界を知るはずがない。ある日、母親から誘拐事件を聞かされたジャックは母親を助けるために意を決して救出を試みる。見るもの全てが新しいジャックが見た"外の世界"、そして親子が歩んだ人生とは…?


主役ジャックを演じたのは、
超人気作「ワンダー君は太陽」でお馴染みのジェイコブ・トレンブレイ君。
本当にお芝居が上手で、今回も見事に観客を映画の世界に引き込んでくれました。


望まない妊娠で誕生した息子を責任もって育てていくたくましい母親ジェイの姿にも注目して見て欲しいです。

児童虐待など、
我が子を大切に扱わず暴力を振るう無責任な親がこの世の中にはいるけれど、
ジェイのように自分の命よりも息子を優先する母親として当然の役目を全うしようとする姿に心を打たれました。
はのい

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