照

ルームの照のレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
4.2
被害者家族のその後に焦点を当てたお話。

どうしてこういう類の映画に出てくる子供って皆天使みたいに可愛くて、賢くて、優しくて、いい子たちなんだろう。

前半の脱出劇はサスペンス的にもかなりクオリティが高く面白いのでそこは語らずにいようと思う。
監禁、性的暴行、虐待、センシティブで辛い事件だったからこそマスコミや世間は簡単にほっといてはくれないよね。きっと私たちが生きてる世界線で起きた事件だとしても、きっと気になって調べたりしてしまうんだろうな。それがどれだけ被害者たちの心や精神を抉っているのか、なぜか気づけない。
映画という二次創作になぞらえて見たものでしか、私たちは自分たちの行動を第三者の視点から客観視することが出来ない。

感想をまとめるにはあまりにも難しく、陳腐な言葉しか並べることが出来ないがもしもこのような事件が現実で起きてしまった時、ニュースでその事を知った時、私はこの映画を思い出すことだろう。
照