ミージュ

ルームのミージュのレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
4.4
エマ・ドナヒューの「部屋」が原作。
インサイドとアウトサイドの二部構成になっていて、
あらすじを知っていても両方スリリング!!

観客には最初一瞬だけ
「なんだ、案外普通に生活してんじゃん」
と思わせておいて、徐々におぞましい非日常を
浮彫にしてくる。

ママが5歳になった息子ジャックに初めて真実を語り、
それ以降のジャックの変化と成長が丁寧。
子どもの優しさ、必死に理解しようとする様や、
不器用さ、勇気、順応性、時に大人より冷淡で、ユニーク。
コロコロ表情を変えるジャックは魅力的で時間を忘れた。

アウトサイド(後半)のバアバやレオとの
やりとりが暖かくて大好き。
ジャックも気にかけていたけど、
ジイジは仕方無い。
すぐには受け入れられないことってあると思う。
でも、インタビューにはイラッとした。
なんで糞野郎の手に一瞬でも息子委ねなきゃいけないの。
そんな選択肢ねぇよ! ね? え??、ママ――?

原作者が脚本書いてるからかな、巧い。
子どもならではの決別の仕方に拍手♪

久しぶりのオススメ☆彡