とにかく、最初から最後までずっと泣いていました。
私だけがずっと泣いていたかもしれないので、涙腺がゆるすぎるだけ、それか、家族愛や葛藤する姿に弱かっただけなのかも知れません。でも、劇中に1度は泣くと思います。
序盤、7年間監禁されていたジョイは5歳の息子のジャックと狭い納屋の中で生活しています。
息子が彼女の生きる希望であることがとても良くわかって、むしろ、それ以外に無いという状態が心を締め付けてきました。
外に出て、ただ自由になったからハッピーエンド、なんてお話でもなく、自由になったからこその苦痛がひしひしと伝わってきました。
けれど5歳故の無邪気さや好奇心が、当たり前だと思っていた世界を新鮮に映し出していて、素敵だと思いました。なにより演技力が凄い！そしてかわいい…
後味が悪いようなお話でもなく、とってもスカッとするわけでもありませんが、何か心にグッとくるお話でした。きっと、見てよかったと思える映画です。
