予備知識なしで鑑賞したので、親子が部屋にいる理由がこんな残酷な事件だとは知りませんでした…
実際にあった事件を題材にしているみたいですが、実話であって欲しくなかった…
ジェイコブ・トレンブレイくんの演技で何度も泣きそうになりました。小さな部屋の中で親子の感情に触れながら進む前半は本当に辛い…
部屋の外に出た後、外の世界に適応していくジャックと、奪われた7年間からなかなか抜け出せないジョイの対比も辛かったです。
ただ、2人が救出されたところで映画が終わらないのがこの作品の魅力だと思います。事件の被害者の心の傷はそう簡単に癒えるものではなく、周囲の人々によるセカンドレイプも他人事ではない。
「この映画はハローで始まり、グッドバイで終わるの。でも、そのグッドバイの先に新しい世界が待っている。」
ブリー・ラーソンが語ったというこの言葉を鑑賞後に知り、もう一度見たくなりました。