アンジー

ガールズ&パンツァー 劇場版のアンジーのレビュー・感想・評価

4.8
相変わらず激熱で最高だった。2時間の長さなのに、その長さを感じないくらい集中した。あえて言うなら真ん中の廃校関連のドラマパートはもっと短くて良かったかな?

今までと同じでツッコミどころはあるけど、きっちりお約束を展開しつつ、予想外の展開もしてくれ、熱く夢中になれるからツッコミどころなんて気にならない。

2,3回、泣きそうになって危なかったw
戦車のことは詳しくないけど、TVから変わらずスポ根・少年漫画的な痛快な内容で楽しめた。

あのキャラの多さで、全員に見せ場を作ってるのは素直に凄いと思った。元々キャラ数が多いのに、さらに新キャラが多かったから尚更。

音も映像も迫力があったし、あのアクションの長さ・戦車の多さでは、公開が予定より遅れたの納得。冗談抜きで映画の7割ほどが戦車アクションだったんじゃ。

そんなに設備の整ってる劇場ではなかったと思うけど、それでも音響が凄かった。履帯・砲弾の音が鳴り響いて、戦場にいるのかと勘違いしそうなレベル

大洗町や遊園地での戦車バトルは破壊描写・奇策とアニメだからこそできた展開が多くて凄くよかった。
それにテレビシリーズ・OVAをオマージュしたシーンも多くて、総括としての劇場版として満点な内容!

かなり笑うポイントはあったけど、風紀委員組の荒みかたは特に笑った。
すみっぺと新キャラの流暢なロシア語での会話には「あれ?観てる映画が変わったかな?」って笑ったw

今回は仕草やハンドサイン・アイコンタクトなどの映像(画?)でキャラ間のやりとりを表すシーンも多くて、信頼だったり熟練を感じれるのもよかった。

最初に3分のおさらい動画もあるし、内容的にもTV・OVAを観てない人も普通に楽しめると思う。