ロボトミー

ガールズ&パンツァー 劇場版のロボトミーのレビュー・感想・評価

4.2
映画版では過去に対戦した相手高校が、緊急事態の大洗女子学園に味方として合流するのですが、これだけのキャラクターと戦車の台数が登場して、どちらかに偏り過ぎずに物語が進むのは凄いと思います。昨日の敵は今日の友。圧倒的不利な状況で、味方チームがゾロゾロと集まるシーンはこの映画の一番の見所ではないでしょうか(そのときだけ、ちゃっかり大洗女子の制服着てるし)
スポ根モノなんですけど、インドア層もそのノリを受け入れやすいよう、徐々に徐々に慣らしていって、ドカンと盛り上げる。戦車同士の戦いもリアルなものとはかけ離れているとは思いますが、ガルパンででしかできないこともあるわけで、戦車が一生懸命走る様、やられる様を観て、ニコニコできるのはこの作品だけが持つ持ち味ですね。キャラも愛でつつ、戦車も愛でる。私自身が戦車に明るかったらもっと楽しめるんだろうなと思いました。

予想はしていたけど冒頭のエキシビジョン戦、絶妙のタイミングでКатюшаが流れるとやっぱ笑っちゃいますね。プラウダ高校の出囃子みたいなもんですから。
ロボトミー

ロボトミー