まこぞう

母のまこぞうのレビュー・感想・評価

(1958年製作の映画)
2.5
イントロのジョーク小噺なシークエンスがだだスベリだったし、序盤のいかにもオールスター映画な大味っぷりに不安になったけど、なかなかどっこい悪くなかった。どうでもいいけど、男兄弟は三人で上二人は母親の近くに住み三男は遠くに住んでいるというのがウチと同じで分かる部分があった。母親が年老いても働いているのも同じ。

三益愛子がヤクザにボコボコにされる息子(川口浩)を体を張って守る姿にちょい涙。。のように本当にベタなエピソードの数珠繋ぎながら、スターの顔見せで飽きない。当時の映画スターの凄さを改めて思い知らされた。

それにしてもこんなにスター総出演作もなかなかない。クレジット無しのチョイ役で川崎敬三(R.I.P.)や田宮二郎も出ていた。

ラストがいきなりな展開で面食らう。やっぱり雑な映画だ。でもオールスター顔見せ映画なので、そこも楽しむべきところなのかも知れない。
まこぞう

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