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マダム・フローレンス! 夢見るふたりのizのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

"アイドル映画"の新たな概念を感じた。一風変わってるけどメリル・ストリープのアイドル映画であることは間違いない。彼女の最初の登場シーンからして笑いが止まらなかった。しかし音痴に歌うシーンのそこかしこで歌ウマの片鱗が見え隠れしている。流石。
フローレンスを持ち上げる紳士風な役どころがヒュー・グラントであるのも受ける。彼、エセ紳士な役が本当に似合うんだけどいつまでこういう役やらされてるんだろう。「パディントン2」も好きだったよ。そして予想外のレベッカ・ファーガソン。お顔が好き。
コズメの人、エレベーターで笑いを必死に堪える演技が愉快だった。けど段々とフローレンスを応援したいという気持ちが見えて、最後にはカーネギーホールまで行けて良かったね、と祝福する気持ちになった。一番観客に近い立ち位置の人だよね。

この茶番、いつ誰が突っ込んでくれるんだろう?と思ったけどコズメもシンクレアも、そしてスターク夫人も結局善人のままで平和だった。キン〇スマンやグランド〇ダペストホテルやホット〇ァズが好きな人間だからと言って、つい途中で、来い!やってやれ!ぶちかませ!と思ってしまうのは良くないな。平和で充分。
実話を元にしていることが一番の驚き。

【追記】ビッグバンセオリーのハワード役の人がコズメを演じてたんだ!!!!道理で絶妙に他人の笑いを誘う演技が上手い!
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