実際どうかは知らないけど、内村光良の人生を振り返りつつフィクションも織り交ぜつつ作られたっぽい映画。
特にコメディに振り切っている訳でもなく、「これは一体何を見せられているんだ?」と思い、途中で見るのをやめかけた。
多分これは人生についての映画。
社会的成功者の話ではなく、敗者の話でもなく、数十年と生きていれば、良いことも悪いこともたくさん起こるし、成功も失敗もたくさんするけど、あとから振り返ればどれも大事な思い出だよねという、普通の人生の話。
だから、側から見たら無意味な出来事も、この主人公にとっては大切な時間、大切な人生なんだろうなぁと。無意味なシーンを描くことにも意味があるなぁと思った。
憎たらしい人が社会的成功を収めていたり、今更悔やんでも遅い後悔があったり、お金はかかってなさそうだけど、人生ってそうだよなぁと共感できるお話でした。