クスケイ

CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプのクスケイのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全体的に悪くないですが、設定やメインテーマなどが薄くて、なんだかなぁとなりました。

ベルギー産で(アマプラでは)音声言語がオランダ語と本編に全く関係ないところで珍しい映画です。
ストーリーは「森に棲んでる殺人鬼とその子供がキャンプボーイたちを襲う」と思いきや、後半から「キャンプボーイである主人公の少年が殺人鬼に目覚めていく」というちょっとひねったもので、そこは良かったです。
しかし、その主人公が殺人鬼に目覚めていく過程の描写が薄かったり、(元々いる)殺人鬼達の背景がほとんど語れなかったりして、なんだかイマイチすっきりしないんですよ。
だから、「主人公の殺人鬼としての覚醒」を描くにせよ、「殺人鬼が少年たちを襲う」というのを描くにせよ、ストーリーやキャラクターに広がりを持てなくて、全体的な出来にイマイチ感が強くなりましたね。

ギミックの感じやホラー的な演出に関しては良かったのでやっぱり惜しい作品です。

あとメガネ君はどうなったんだろう・・・?