たまたま初日に鑑賞。平均年齢高めの客層。全体的にまあまあ、でした。退屈でもないし、かと言ってすごくよかったわけでもないかな…。
「ヘイルシーザー!」がちんぷんかんぷんの人は、この作品を見たら同じ時代のことだからお互いが助けになるとのこと。結果的にぼんやり理解できたけど、まだまだ不勉強。当時の時代背景や史実を知っていたら、もっとたくさん拾えておもしろかったのかもしれない。序盤のちょっとした解説が心強かった。
トランボのタイプシーン、酒とタバコの渋さと一本指タイプのかわいさが共存して悶えた。顔のしわに味があってかっこよかった。
ストーリーはというと、家族の物語とするならばちょっと弱い気もする。トランボにとって家族が原動力なのはよく分かるけど、その家族がちょっと寛容すぎていまいち共感できず。よくできた家族に支えられてよかったね、としか…。
全体を通して、自分とは相容れない思想を排斥する思想こそが最も危険だと感じた。その思想がなければ、裏切りだって生まれないんだもの。