トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の作品情報・感想・評価

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男2015年製作の映画)

Trumbo

上映日:2016年07月22日

製作国:

上映時間:124分

3.9

あらすじ

第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリ力。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子 脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリア を絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『口ーマの休日』に読き、偽名で書いた 別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、 …

第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリ力。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子 脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリア を絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『口ーマの休日』に読き、偽名で書いた 別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、 再起への道をカ強く歩み出すのだったー。

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」に投稿された感想・評価

脚本家のお仕事パートと、赤狩りが吹き荒れた50年代当時のアメリカの社会状況と、家族の物語が、バランス良く描かれる。
ブライアン・クランストンが信念を貫く男を熱演。あとはとりあえず、荒ぶるジョン・グッドマンが見られたので満足です。

自由の国と言いながら、思想は弾圧する窮屈な50年代アメリカ。ヘイズコードで映画の検閲してたのもこの頃だし、確か「スパルタカス」も、同性愛ぽいシーンには検閲のハサミが入ったはず。いろんなものと戦ってたんだなあ。
エリア・カザンの生涯の映画化は、ハリウッドには無理だろうかねー

脚本って映画の屋台骨なのに、脚本家は監督や俳優に比べて目立たない、損な役回りだよなあ。映画が成功すれば監督の手柄、失敗すれば脚本が悪いとか言われるし。
トランボ氏の頃は分かりませんが、現在は企画にすらならない脚本が山ほどあるらしいし、とても厳しい世界なんだろうな…
(日本公開時のレビューです)
ちょっとトランボ寄りな脚本な感じもするが、実際あった話ですし、映画としても面白かった。
BiBi

BiBiの感想・評価

3.8
共産主義のお話はいつも難しいなぁと思ってしまうのですが、今作は脚本家の情熱や理不尽な状況に立ち向かう姿や、家族の苦悩が見られてわかりやすかった気がします。

しかし共産主義ってなんなんだろう。思想だけで逮捕されていた時代があったということは理解出来たけど、勉強不足ですね。

共産主義と映画のお話だとヘイルシーザーもそうだったけどうまくハマらず。。今作の方がドラマとしてもうまく作られていたと思います。
ジョン・グッドマンはいつも面白い役で出ててずるい。
私たちは名前を取り戻した!


ジェイ・ローチ監督 2015年製作
主演ブライアン・クランストン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、9月10日はダルトン・トランボの命日です。

そこで今日は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」をレビューします( •̀ω•́ )و✧



まずはダルトン・トランボって、誰だよ?
って方のために……。



【ダルトン・トランボ】
1905年12月5日生まれのアメリカの脚本家です。1976年9月10日に亡くなりました。享年70歳でした。
よく知られている脚本作品としては「ローマの休日」や「黒い牡牛」「スパルタカス」などがあります。
ハリウッド・テンの一人として知られ、赤狩りにさらされていた時期は偽名で本を書いていて、例えば「ローマの休日」はイアン・マクレラン・ハンターの名前で書きました。


【ハリウッド・テンとは?】
1917年のロシア革命の後、ソヴィエト連邦が誕生したことに端を発して反共産主義運動が起こる。特に、第二次世界大戦後、中華人民共和国の成立や朝鮮戦争などにより共産主義脅威論が顕著となり、アメリカにおいても反共産主義運動が強く推し進められる。
その先鋒に立ったのがマッカーシー上院議員で、それ故にこの運動を「マッカーシズム」とも呼び、「赤狩り」と称して共産主義者のみならず、リベラルな文化人を弾圧した。まさに現代の魔女狩り。


この映画「トランボ」は、ハリウッドにおけるそのダルトン・トランボの半生を描いた作品で、赤狩り当時のアメリカの姿も描いた社会派作品でもあります。




では、映画のレビューを( •̀ω•́ )و✧



おーっ、面白かったなぁ。
でも、実話なんですよ~。

第二次世界大戦後のアメリカ
1947年から始まる。
当時の状況は、上で書いた通り、マッカーシー上院議員を先鋒とした赤狩り(マッカーシズム)の嵐が吹き荒れていました。

アメリカ共産党の党員だったトランボは、戦後、そのためにハリウッドを追われるのです。生活のため、偽名で本を書くトランボ。

中には「ローマの休日」も。
いやいや、よくそんな環境の中で、あんなにも夢のある本が書けましたね( ˘ ˘ )ウンウン
でも、言われてみると、権力に対する僅かながらの抵抗と、でも、逃れることの出来ない宿命のようなものが描かれていました。決してハッピーエンドではないですもんね。



ダルトン・トランボを演じるのはブライアン・クランストン。先日、「30年後の同窓会」で観ましたね!あの酒屋を経営してたサムです。
いや、また全然違うね~。すごいなぁ。


妻のクレオはダイアン・レイン。
スーパーマンの母親といい、今作といい、最近、いい歳の取り方をしていますよね~。


娘役はエル・ファニング。
うん、可愛い😆
何もありません(笑)


ヘレン・ミレンは嫌な役が上手いなぁ。
映画観てたら、本当に嫌いになった(笑)
あと、ジョン・グッドマンは太り過ぎ。心配だ。



でも、この映画、軽快な音楽で語られるので、悲惨さはないんだよね~。なので、歴史ものと敬遠せず観てもいいのでは?映画好きの一人として、知っておいてもいい話ですしね( ˘ ˘ )ウンウン
よろしければ、どうぞ( •̀ω•́ )و✧
Tatsu

Tatsuの感想・評価

4.0
こんな人が過去にいたんだと思いました。
うまくまとめられててわかりやすい映画だったと思います。
こういう逆境に立ち向かう男の映画好きですね。
主人公ダルトンも魅力あるんですが、妻のクレオと娘のニコラがいいキャラです。
仕事人間ダルトンに家族を振り向かせたクレオの話とか、名前を公表するきっかけとなったのは娘の一言だったとかいい話だと思いました。
ブレミンジャー監督とのやりとりもカッコいいですよね。
「映画は素晴らしいシーンばかりでは単調になってしまう。」
「それならお前は素晴らしいシーンばかり書いてくれ。監督のおれが演出でメリハリをつける!」
この2人の映画談義面白そうです笑
vanilla

vanillaの感想・評価

3.8
才能とか天才とか、私には程遠いからそういう人の人生を知るのは楽しい
ローマの休日また見たくなったな〜
赤狩りの事も詳しく分かって面白かった
大木茂

大木茂の感想・評価

3.7
ブレない男のノンフィクション痛快ドラマ

トランボの政治的悪い面を一切描いてないし
あまりにもカッコよく描きすぎて思想が偏りそう共産党万歳

弁当がない子の例えが無知な自分にも分かりやすくて助かった

働きに行け
利息6%でお金を貸す
しらんぷり
分ける→ちびっこ共産主義者
ほぼ誘導だけどね笑

天才は名前を偽っても才能は隠しきれないのを地で行ってるのがとにかく凄い
聞いたことある映画が出来るまでの過程を観れるのもイイ
グレゴリーペックがラジオに出てるけどあれは皮肉かな?

それにしても風呂場でアイデアが産まれるってのは聞いたことあるけど風呂場で作業するってのが渋いね笑

最後に家族、娘へのストーリーに帰結するのもまとまりがいい
何の予備知識もなく借りた作品だったが知らなかった映画歴史の事実にびっくりした。
まさに人生はドラマと思い知らされる作品。
最後のクレジットで、トランボが娘に対して語るシーンは泣けた。
くろお

くろおの感想・評価

4.1
結構前だが、「ヘイル・シーザー」を観た記憶があったんで、多面的な見方が出来たと思う。
業界からハブられて、ばれないように偽名で大量の脚本を書いて、尚且オスカーを2回取るってなったら「どんだけ天才なんだ…」ってなるけど、
手がけた作品群を見せられると、「天才っす!」って言うしかない説得力がヤバイ。

終盤の自分の名前がクレジットされているシーンでは、トランボと同様涙を禁じ得なかった。

ただ、ちょっと共産主義の描き方がフェアじゃない気もする。
娘に説明するシーンで凄い聞こえの良い事を言ってるが、当時のソ連よりはアメリカの方が流石にマシちゃう?って思う。
まあでも、この映画ではソ連への憧れじゃなくて、アメリカをより良くする方向にトランボが尽力してるから良いかな?
面白かった!ブライアン・クランストンの演技がよくて食わせものであるトランボを魅力的かつ人間味豊かに見せている。窮地のトランボを雇うジョン・グッドマンも凄くいい。バット似合うね。ダイアン・レインの美しく強い妻もピッタリ。ヘレン・ミレンの帽子着替えが楽しいったらない。悲劇として描かれていて、ユーモアを忘れないトランボの機知についてはあまり表現されていない。現実の映画の取り込み具合も愉快。

彼の体験が彼の作品を作った。彼の作品に一貫して描かれるのは信念を貫く不屈の魂。そして折れそうになるほど残虐な圧力。作品としても痛快で興味深い。またキャストが素敵。ただもう少しトランボのユーモアと家族への愛情が描かれていればな。『不屈の天才脚本家ダルトン・トランボの半生』を併せて見るとなお素敵。
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